ブリアン・コーチから島田麻央へ「頂上に居続ける方が大変」世界ジュニア連覇へエール

[ 2023年5月19日 23:41 ]

 <木下スケートアカデミー・ステファン・ランビエールチーム 合同キャンプ>合宿に参加した(前列左から)ロッシ直樹、吉田陽菜、島田麻央、千葉百音、シスラン・ブリアンコーチ、ラファエル・フランチェスコ・ジッチ、村元小月コーチ(後列左から)ステファン・ランビエールコーチ、島田高志郎、森口澄士、木科雄登、本田ルーカス剛史、中村俊介、デニス・ヴァシリエフス、濱田美栄コーチ、アンジェロ・ドルフィーニコーチ、佐藤洸彬コーチ(撮影・岸 良祐)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケートの木下アカデミーが19日、京都府宇治市内でステファン・ランビエル・コーチが指導すチームとの合同合宿を公開した。世界ジュニア選手権女王の14歳、島田麻央は「3回転半と4回転トーループの2本の大技を安定させたい」と来季に向けての目標を口にした。

 身長は1年で7・5センチ伸び、現在は1メートル50を超えたという。SP、フリーとも新曲を準備しており、フリーは振り付けが完成。より大きな動きを意識した演目になることも明かした。
 今合宿は男子で五輪連覇の羽生結弦さんにジャンプを教えたジスラン・ブリアン・コーチも指導に当たった。世界ジュニア2連覇を目指す島田へ「頂上に行くより頂上に居続ける方が大変。そのために健康でいることが一番大事だけど一番難しい」とエールを送った。

 ブリアン・コーチは島田について「ジャンプについて特別なものを持っている。もっと上に行ける」と太鼓判を押す。それでも、全ての要素を完璧にこなした羽生さんを引き合いに「上に行く選手は全てを持っているのが前提条件。頂上に行くよりも頂上に居続ける方が大変」と説いた。

 羽生さんも右足首の負傷などで苦しんだだけに「健康でいることが一番大事だけど一番難しい」と語る。「若いスケーターはトリプルアクセルや4回転を若いうちに跳びたがるけど、近道はない。正しいステップを踏んで、繰り返し練習し、成功の時を待つ。健康なら何でもチャレンジできる」と力説した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年5月19日のニュース