渋野 今季国内初戦は自己ワースト発進 ツアー登録後初のトリプルボギーで110位

[ 2023年5月19日 04:30 ]

女子ゴルフツアーブリヂストン・レディース第1日 ( 2023年5月18日    中京GC 石野C=6573ヤード、パー71 )

9番、バンカーからのサードショットを池に入れる渋野日向子(撮影・井垣 忠夫)
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 今季国内初戦となった渋野日向子(24=サントリー)は1バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの76で、5オーバーの110位と大きく出遅れた。ツアーメンバーとなって初めてトリプルボギーを叩くなど、自己ワーストの苦しい初日となった。岩井ツインズの姉・明愛(あきえ、20=Honda)が7バーディー、ボギーなしの64をマークし、首位発進。昨季年間女王の山下美夢有(21=加賀電子)が2打差の3位につけた。

 渋野本来の姿ではなかった。17年日本女子オープン初日に114位となった経験はあるが、18年にツアー登録して以降ではワーストとなる110位発進。プレー後には「単純に疲れました」と第一声を絞り出した。

 左手に不安を抱えており、テーピングを施しながら出場。「長期間休むっていうのが、まだ私にはできない。そこまでするほどではないという判断」と説明した。ショットが左右にブレて、なかなかチャンスにつけることができず、「タイミングとかをつかめなくて、一日終わってしまった。どうにかしたかったけどできなかった」と肩を落とした。

 インスタートの10番では、ロングパットを3メートルオーバーし、3パットのボギー発進。「狙いにいくあれ(距離)じゃなかったんですけど、ちょっとカッコつけましたね」と、大観衆を引き連れたラウンドを苦笑いで振り返った。最終9番パー5では3打目を池に入れるなど、ミスが続いて痛恨のトリプルボギー。公式記録が残るツアーメンバー登録後では、初の大叩きとなった。

 この日は、ソフトボール女子で08年北京、21年東京と五輪で2度金メダルを獲得した山田恵里さんが生観戦。「朝から来てくださっていて…私は涙が出ました」と大感激した。その期待に応えられなかったが、巻き返しのチャンスはある。3月のドライブオン選手権では、初日126位と出遅れながらも、続く3日間60台を並べて7位まで浮上した爆発力がある。国内ファンに強いしぶこを見せるチャンスはまだ残っている。(山手 あかり)

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