アイスダンス“かなだい”「ミスした中でも動揺しなくなった」RD72・92点

[ 2023年3月24日 15:41 ]

フィギュアスケート世界選手権第3日 ( 2023年3月24日    さいたまスーパーアリーナ )

<世界フィギュア アイスダンスRD>演技する村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊)
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 アイスダンスのリズムダンスが行われ、2年連続出場の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は72・92点だった。

 序盤のツイズルで高橋が1回転多く回ってしまうミスがあったという。高橋は「カウントミスして回りすぎた。途中でカウントがなくなっちゃって“今何回転だったっけ”となって、カナちゃん見たら“やばいもう終わりに入ってる”と。スローモーションになる感覚でいろんなことを考えた」と振り返り、演技直後は「ツイズルやってしまった」という悔しさがあったという。

 後半はステップでのレベルの取りこぼしなどがあったものの、徐々に緊張感が解けて観客の歓声を受けながらラテン曲を演じ切った。高橋は「1年目だったら焦って、最後まで引きずっていた。ミスした中で動揺しなくなった」とし「最初から最後まで同じエナジーで滑れた」と納得の表情。村元も「大きなミスなく終えられて良かった」と語った。

 来季の日本勢2枠確保となるトップ10位内が目標。村元は「昨シーズンそれにとらわれた。集中できてなかったので、今はあまり考えていない」という。高橋も「金メダル獲るくらい大変なので、本当に目標です」と語った。「オペラ座の怪人」を演じるフリーダンスへ向けて高橋は「自分を追い込むことせず、やってきたことに目を向けてプログラムをすれば落ち着いてできる。メンタルコントロールが重要」と話した。

 高橋はさいたま開催の14年世界選手権はシングル時代にケガで欠場した経緯もある。「(シングルでは)オペラ座で初めてメダルを獲れた。明日またカテゴリー違いで滑る。こういった形で日本の世界選手権で滑れていると感謝したい」と高橋。完成形のフリー披露へ村元は「ミスがない演技で世界観を出したい」と言い、高橋も「自信あります…言霊!」と意気込んだ。

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