朝乃山 天空海を押し倒し、2敗堅持 十両優勝争いは逸ノ城との1差を守る

[ 2023年3月24日 17:43 ]

大相撲春場所13日目 ( 2023年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所13日目>天空海を押し倒しで破る朝乃山(左)(撮影・後藤 正志)
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 元大関で東十両筆頭の朝乃山(29=高砂部屋)が東十両7枚目の天空海(32=立浪部屋)を押し倒して2敗を守った。当たって得意の右四つ。右から押し上げて攻めた後、一度は差し手を抜いて上手を狙いにいった。そこから思い直したように再度右差しにいきながら、押し上げて押し倒した。

 12日目は王鵬に寄り切られて2敗目を喫した。「昨日の相撲は全然ダメだったので、その思いを今日にぶつけようと思って土俵に上がった」。得意の右差しを一度引き抜いて突き落としにいって、逆に右を差されて墓穴を掘った。「それで昨日負けたので、しっかり差したらまわしを取るって癖をつけないといけないです」。王鵬戦の映像は部屋に帰ってから何十回を見返したそうで、天空海戦に生かした。

 「あと2日しかないので星勘定は気にせず、明日につながる相撲を取っていきたい」。残り2日、白星を積み上げて再入幕する夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)でどこまで番付を戻せるか。そして、逸ノ城を追う十両優勝争いへも意欲を示した。

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2023年3月24日のニュース