日本代表ロコ・ソラーレ カナダに競り勝ち5勝目 藤沢「チャンスをしっかりものにできた」

[ 2023年3月24日 00:54 ]

日本代表ロコ・ソラーレ(右から)吉田知那美、藤沢五月、吉田夕梨花、鈴木夕湖
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 カーリングの女子世界選手権は23日、スウェーデン・サンドビーケンで1次リーグが行われ、日本代表のロコ・ソラーレはカナダに6―5で競り勝った。同日の韓国戦に続き2連勝を飾り、通算5勝5敗とした。

 序盤はカナダに主導権を握られた。有利な後攻の第1エンドは終始カナダのペースで1点止まり。不利な先攻の第2エンドに2点を失い逆転され、第5エンドは1点スチールを許した。

 それでも後半に巻き返した。第6エンドに2点を奪い同点とし、第8エンドに2点をスチール。第9エンドに追いつかれたものの後攻の最終第10エンドに1点をもぎ取った。

 第10エンドの1投目で正確なドローショットを成功させて勝利を呼び込んだスキップの藤沢は「あのショットは今まで何度も何度もミスしたショットだったので今度こそ決めたいと思っていた。アイスの状態も分かっていたので、ラインコールとスイープを信じて投げるだけだった」と安堵の表情で話した。

 最後まで粘り強く戦った一戦を振り返り「今まで負けた試合はスチールされて点を離されることが多かったので、できるだけ点を離されないように、我慢すべきところを我慢して、チャンスをしっかりものにする部分がこの試合はできた」と胸を張った。

 1次リーグは残り2試合。上位6カ国が生き残るプレーオフ進出に望みをつないだ。藤沢は「疲れもあるけど、今までやってきたことを発揮できるように、チームショットで最後まで戦い切りたい」と意気込んだ。

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2023年3月24日のニュース