東俊隆が7戦全勝 同部屋の清乃海と三段目優勝決定戦へ「小兵でも前に出れば勝てると見てもらいたい」

[ 2023年3月24日 14:12 ]

大相撲春場所13日目 ( 2023年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲13日目>勝誠を叩き込みで破る東俊隆(右)(撮影・後藤 正志)
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 日体大出身の東俊隆(23=玉ノ井部屋)が勝誠(36=境川部屋)との全勝対決を制して7戦全勝とした。

 もろ手突きから回転よく激しく突っ張り、下からあてがっていなそうとする勝誠を突き起こしてからはたき込んだ。1メートル73、96キロの東俊隆に対し、勝誠は1メートル68、128キロとこちらも小兵。「小さい方がやりやすいので、どんどん下から起こしていこうと思っていた。今日は前に出れたので良い相撲だったと思います」と納得の内容だった。

 自己最高位の西三段目24枚目で7戦全勝とし、来場所は一気に幕下上位へと番付を上げる。同学年の羽出山(玉ノ井部屋)や嘉陽、高橋(ともに二所ノ関部屋)らと近い番付で臨むことに「とても楽しみ」と気持ちを高めた。

 もう1人全勝だった同部屋の清乃海(26)も、元幕内の天風(31)を破って同じく7戦全勝と星を伸ばした。三段目優勝は、千秋楽に玉ノ井部屋同士の決定戦で争われることに。東俊隆は「2人で優勝決定戦やりたいと思っていた。お客さんがいっぱいいる方が気合入るので、その舞台に早く立ちたい」と、満員の観客の前で行われる決定戦を心待ちにした。土俵狭しと動き回る速い相撲が持ち味。「どんどん前に出て、小兵でも前に出れば勝てるというところを見てもらいたい」と意気込んだ。

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2023年3月24日のニュース