宇野連覇へSP首位発進「出し切れたと思います」

[ 2023年3月24日 04:43 ]

フィギュアスケート世界選手権第2日 ( 2023年3月23日    さいたまスーパーアリーナ )

演技をする宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 男子ショートプログラム(SP)では、宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が今季世界最高の104・63点を出し、日本勢初の2連覇へ首位発進した。

 宇野が珍しく感情を前面に押し出した。演技を終えると、右拳を握りガッツポーズ。「出し切れたと思います」。前日に右足首を負傷しながら冒頭の4回転フリップを決める。トーループの4回転―2回転、3回転半も成功。「感情を試合にぶつけるような、いつもより“さあ頑張るぞ”という気持ちで臨んだ。その分、うれしさがこみ上げた」。今できる最高の内容だった。

 今季無敗ながら大一番の今大会前に不調に悩まされた。さらに負傷と不運が重なったが、世界王者は「何か救済があるわけではない」とのみ込んだ。演技前も「痛いということは緊張していないということ」と客観的に見つめ、連覇へ前進。「足の状態はもう一回ひねらない限り悪くなることはない。どう1日で調整していくか」とあす25日のフリーを見据えた。

続きを表示

2023年3月24日のニュース