新十両・落合が連敗を3で止めて9勝目「後半戦になって凄く疲れが出た」関取の“洗礼”浴びた心境吐露

大相撲春場所13日目 （ 2023年3月24日    エディオンアリーナ大阪 ）

落合
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　史上最速の所要1場所で新十両昇進を果たした落合（19＝宮城野部屋）が対馬洋（29＝境川部屋）を破って9勝目を挙げた。

　左四つがっぷりに組み合うと、引き付け合いから最後は相手の寄りをこらえて右上手投げ。我慢しての白星にも「あまりよくなかった」と納得の内容ではなかった。

　これで10日目から続いていた連敗を3で止めた。「後半戦になって凄く疲れが出て、マイナスなことばかり考えてしまうようになっていた」と連敗中の心境を吐露。初めて経験する15日間の戦いは“令和の怪物”にとっても厳しかったようで、関取の“洗礼”を浴びることとなった。「昨日は暖かいお風呂に入ってリラックスした」と切り替えて連敗脱出。「内容は0点ですけど、3連敗を止められたのは少しホッとしています」と安堵（あんど）の表情を見せた。

　師匠の宮城野親方（元横綱・白鵬）からは、相手の引きに対応できていないことを指摘された。「兄弟子に頭を引っ張ってもらいながらすり足するのを教えてもらって、もう一度しっかり基礎練習を見直してやろうと思いました」。敗因を分析して修正し、白星につなげた。

　その師匠が新十両だった04年初場所で挙げた勝ち星に並ぶ9勝目。「師匠と同じ9勝を挙げられたというのは凄く光栄に思っています」と実感を込めた。