日本代表ロコ・ソラーレがニュージーランド破り4連勝1次L突破 藤沢「パフォーマンス良くなっている」

[ 2023年3月25日 01:01 ]

1次リーグのニュージーランド戦でショットを放つ藤沢(中央)
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 カーリングの女子世界選手権は24日、1次リーグが行われ、日本代表で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは最終戦でニュージーランドに7―5で勝った。4連勝で通算7勝5敗とし、上位6チームによる決勝トーナメント進出を決めた。

 前半は一進一退の展開だった。ロコ・ソラーレは先攻の第1エンドで1点スチールに成功。第2エンドで2失点したが、第3エンドで2点を奪って同点に追いつき、第4エンドで1点を失った。

 勝負の分かれ目は3―3の第6エンド。ロコ・ソラーレはハウス内にストーンをためて、スキップの藤沢五月がラストショットで中央にある相手のストーンをプッシュして大量4得点を奪取した。
 その後、第7エンドに1点を加点。第9エンドで1点をスチールされたが、2点リードで迎えた最終第10エンド途中で相手が負けを認めた。

 リードの吉田夕梨花は「今日も難しいアイスで苦戦をしながらもチャンスはつくれていたので、我慢していれば複数得点を取れるとハーフタイムにみんなで話していた。ショットがつながって良かった」と安堵の表情を見せた。

 セカンドの鈴木夕湖は「特に(吉田)夕梨花の1投目のウエートが難しくて、なかなかうまいところに止められなくて苦戦した」と振り返った。

 サードの吉田知那美は「変動のあるアイスだったが、しっかりチャンスを待って4点を取れて、逃げ切ることができて良い試合だったと思う。ここにきて肩の力も抜けて気持ち良くプレーできるようになった」と決勝トーナメントに向けて好感触を口にした。
 試合を重ねるごとにショットの精度が上がっている藤沢は「大会の前半はいろんなミスをしたけど、同じようなミスをしていると確認できた。(吉田)夕梨花の時に石の癖があって苦戦するが、アイスを読み切ってチームのパフォーマンスも良くなっている。新たな気持ちで決勝トーナメントでは、どの対戦相手が来ようとも、まずは自分たち、アイスに集中したい」と話した。

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