二所ノ関部屋の龍王が幕下優勝「諦めずに努力してここまで来られた」入門から11年で初の各段Vに感慨

[ 2023年3月24日 15:32 ]

大相撲春場所13日目 ( 2023年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所13日目>下手投げで魁禅(手前)を破る龍王(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 幕下全勝対決は、龍王(29=二所ノ関部屋)が魁禅(29=浅香山部屋)を破って初めての各段優勝を決めた。

 龍王が押し込んでからはたいて右を差すと、互いに上手が引けない展開から左で首に巻いて豪快な右下手投げ。「最後まで何があっても諦めずに落ち着いていこう考えていました」と執念で白星をつかんだ。

 初土俵から11年、自身初の各段優勝に「信じられません」と一言。「何度も挫折して悔しい思いをしたので、諦めずに努力して頑張ってきて周りの人を信じてここまで来られたと思います」と続け、感慨を込めた。

 ◇龍王 良太(りゅうおう・りょうた)本名=畠山涼太。1993年(平5)11月16日生まれ、秋田県井川町出身の29歳。金足農業高を卒業後、尾車部屋(当時)に入門。12年春場所、本名の畠山でで初土俵。13年名古屋場所で竜風に改名。二所ノ関部屋に転籍後、22年夏場所で龍王に改名。自己最高位は22年九州場所の東幕下16枚目。1メートル83、139キロ。

続きを表示

2023年3月24日のニュース