ネッツが痛恨の逆転負け 勝利目前でキャバリアーズに苦杯 渡辺は4得点

[ 2023年3月24日 11:16 ]

終了直前、逆転の3点シュートを決めたキャバリアーズのオコロ(AP)
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 東地区全体6位のネッツは23日、地元ブルックリン(ニューヨーク州)で4位のキャバリアーズに114―116(前半61―60)で敗れて39勝34敗。5連敗を喫してヒート(40勝34敗)と入れ替わって7位に後退した。残り9試合となった段階でヒートとは0・5ゲーム差。6位までならば無条件でプレーオフに進出できるが、7~10位はプレーオフの残り2枠を争うプレーイン・トーナメントに回るため、ネッツは苦しい状況と直面している。

 キャバリアーズには21日に対戦して109―115で敗れており、ここ3日間で2敗。第4Q残り3分13秒で9点、残り2分13秒で8点、残り29秒でも4点をリードしていたが守り切れなかった。

 114―112で迎えた残り13秒にはマイボールでありながらボールをうまく回せず相手にスティールされる致命的なミス。残り11・6秒、キャバリアーズのドノバン・ミッチェル(26)は決めれば同点のフリースローの2本目を外したものの、ネッツはこのリバウンドもキープできず、キャバリアーズにボールを奪われて残り0・7秒にアイザック・オコロ(22)に左コーナーから3点シュートを決められて敗れた。

 ミケル・ブリッジズ(26)は32得点、スペンサー・ディンウィディー(29)は25得点と12アシストをマークしたものの、大詰めでの“リスク管理”を欠いてしまった試合。ネッツにとっては重くのしかかる痛恨の黒星となった。

 渡辺雄太(28)は計13分出場。第1Qから第4Qまで全クオーターでコートに登場しており、第1Qにはスティールから自分でボールを持ち込んでダンクを決め、第2Qには左サイドのドライブからゴール下でシュートを決めて4得点。出場3試合ぶりに得点を記録した。第4Q開始早々に右のコーナーから放った3点シュートはエアボールとなったものの、このあとジョー・ハリス(31)の2本の3点シュートをアシスト。この日は4得点、1リバウンド、2アシスト、2スティールで出場時間帯のチームスコアはプラス12だった。

 残り2分を切ってから12得点を挙げて試合をひっくり返したキャバリアーズは3連勝で47勝28敗。ミッチェルは31得点、エバン・モーブリー(21)も26得点と16リバウンドを稼いで勝利に貢献している。

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