ネッツが1点差で勝利 デュラント負傷退場も20戦18勝はチーム史上初 渡辺は3P1本成功

[ 2023年1月9日 10:53 ]

ヒートのバトラーをマークするネッツのオニールと渡辺(AP)
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 東地区全体2位のネッツは8日、敵地マイアミ(フロリダ州)で同8位のヒートと対戦し、102―101(前半66―64)で競り勝って27勝13敗。4日のブルズ戦に敗れて連勝は12で止まったていたが、11月27日以降は20戦18勝となった。ネッツが20試合という期間で18勝を記録したのは、対抗組織のABA時代(1967~76年)を含めてチーム史上初めて。試合のなかった東地区全体首位のセルティクス(28勝17敗)には1ゲーム差に迫った。

 ロードでは今季14勝8敗。1点差での勝利は12月28日のホークス戦(108―107)に続いて今季2回目(3点差以内の勝利は6回目)となった。

 ネッツでは今季リーグ6位の30・0得点を挙げていたケビン・デュラント(34)が17得点を記録しながらも、第3Q終了間際に右膝を痛めて第4Qは欠場。しかしカイリー・アービング(30)が6本の3点シュートなどで29得点を稼いでチームを引っ張った。

 接戦となった第4Qでは残り2分39秒で3点をリードしながら残り1分12秒では101―102。しかもここから渡辺雄太(28)のパスミスなどターンオーバーを2回連続で犯して追い込まれていた。

 それでもアービングが正面の深い位置から放って外した3点シュートは、ゴール下にいた渡辺の手に当たってペイント内にいたロイス・オニール(29)へ。オニールが残り3秒にそのボールをリングに押し込んでこれが決勝点となった。

 渡辺は第1Qの残り1分10秒からコートに登場。第2Qの9分52秒には左のコーナーからこの日試みた3点シュートを成功させたが、この日試みたフィールドゴール(FG)はこの1本だけで19分の出場で3得点と2リバウンド、2スティールという内容だった。

 依然として規定本数(チームの試合数)には1本不足したままだが、今季の3点シュートは74本中39本を成功させて成功率は52・1%から52・7%にアップ。成功率部門ではサンズのデイミオン・リー(30)が48・0%でトップに立っているが、渡辺は“陰の1位”の座をキープしている。

 ヒートは21勝20敗。ジミー・バトラー(33)が26得点をマークしたが、逆転を狙って放ったゴール下での最後のシュートは失敗。ホームでは今季11勝9敗となった。

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