神戸 乱戦制し2連勝も反則やミス重なり…反省の山中「後半は相手の流れになった」

[ 2023年1月9日 06:00 ]

ラグビー・リーグワン第3節   神戸44―33東葛 ( 2023年1月8日    柏の葉 )

<東葛・神戸>ボールを持ち突進する神戸・山中(左)(C)JRLO
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 各地で3試合が行われ、神戸は43―33で東葛を下して2連勝とした。日本代表FB山中亮平(34)が先制トライを含む2トライを挙げ、同SO李承信(21)はキックで8得点。イエローカードが計3枚も出る乱戦で後半に追い上げられたが、W杯イヤーの23年初戦を飾った。花園は本拠開幕戦で東京ベイに12―77と大敗し、3連敗となった。

 試合後、山中と李の表情はさえなかった。神戸にとって貴重な2連勝でも、前半と後半で中身が大きく異なる、ヒヤヒヤの白星。山中が「前半は自分たちのラグビーができて良い流れだったけど、後半は相手の流れになった」と言えば、李も「常に課題となっている規律のところやミス。自分たちで自分たちの首を絞めてしまった」と猛省した。

 キックオフ直後に相手選手が10分間の一時退場となり、一気に攻め込んで開始90秒で山中が先制トライ。前半5分に再び山中がトライを奪うなど序盤は圧倒する。だが、その背番号15が後半9分に不当なプレーで一時退場になると、同12分にはプロップ山下も一時退場。13人での戦いを強いられる時間帯もあり、反則やミスも重なって10点差まで追い上げられた。

 W杯フランス大会を控える23年。日本代表の2人は白星でスタートを切ることができたが、頂点を狙うチームの課題は多い。「ディフェンスは良くなってきているけど、まだまだ改善するところはある」と山中。李も「トライを取られた後に集まって話しているけど、同じイメージを描けていない」と問題点を指摘した。次節の相手は昨季17―56と大敗した東京SG。早急な修正が求められる。(西海 康平)

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