東大生・須山が白星発進 場所前に卒論完成「卒業しても何か学び続けられたら」今後は相撲の勉強に集中

[ 2023年1月9日 12:51 ]

大相撲初場所2日目 ( 2023年1月9日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所・2日目> 瑞天龍(手前)を肩すかしで破る須山 (撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 現役東大生の序二段・須山(25=木瀬部屋)が瑞天龍(17=境川部屋)を下して白星発進とした。

 鋭い立ち合いで先手を取ってから左へ回り込みながらの肩透かし。素速い動きで今年最初の相撲を白星で飾った。「前に出て勝とうとは思っていたけど、しっかり当たってからの肩透かしだったのでよかったと思います」と上々のスタートを切った。

 東大生として学業にも励んできたこの1年間。場所前、ついに卒業論文を完成させた。「大変だったけど、おかげさまでなんとかできました」。大きな課題をクリアし、安堵(あんど)の表情を見せた。その苦労の代償か、体重は2キロ痩せてしまったという。「おそらく卒論のストレスです」と苦笑い。九州場所後に本格的に取りかかり、稽古後や夕食後などの空いた時間を使って1日4~5時間を費やした。「やっと、とりあえず教育が終わったな」と達成感。それでも「卒業しても勉強は続けていった方がいいかなと思っているので、少しでも何か学び続けられたらいいかなと思います」と東大生らしく学びの意欲を示した。今後はより一層“本業”に集中して「相撲道」を学んでいく。

続きを表示

スポーツの2023年1月9日のニュース