星野陸也、石川遼のホールインワン効果で40位→7位

[ 2022年5月1日 15:13 ]

男子ゴルフ 中日クラウンズ最終日 ( 2022年5月1日    名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70 )

 男子ゴルフの中日クラウンズ(賞金総額1億円、優勝賞金2000万円)は雨の中、最終の第4ラウンドを行った。首位に10打差の40位からスタートした星野陸也(25=興和)がこの日のベストスコアとなる7バーディー、ノーボギーの63をマークし、通算8アンダーの7位にジャンプアップした。

 「やっとスコアが出ました。ピンチをチャンスに変えられたり、凄い刺激的なゴルフで楽しかったです」

 この日は“裏街道”といわれる10番からのスタート。バンカーショットをミスした折り返しの1番パー4(370ヤード)でカラーからバーディーパットを沈めると、第2打をミスした続く2番パー523ヤード)ではアプローチがカップに吸い込まれるなど幸運なショットも重なり、激しい雨の中、バーディーを量産した。

 前日の第3ラウンドはやはり“裏街道”の10番から石川遼(30=CASIO)と同組でスタートし、終盤の7番パー3(181ヤード)で石川のホールインワンを目撃した。

 「やっぱり神様なんだなと思いました。あのピンで普通はまあ、入らないと思うんですよ。右のバンカーのスレスレを飛んでいってタッチもよくないと。やっぱ凄いな。ボールをギャラリーさんに投げてましたけど、自分がほしいなと思いました」

 ホールインワン達成の瞬間は石川とハイタッチ。「いいものをもらいました」と偉大な先輩からのいい運気のお裾分け効果もあったという。

 現在の世界ランキングは71位。この順位を維持、上げていくためには日本ツアーで常に20位以内の成績を残さなければならない。今大会でも「最低20位」との目標を掲げていたが、それを上回る7位に納得の表情。中1週で開催される国内ツアー、ダイヤモンド・カップ(5月12~15日、茨城・大洗GC)に出場した後は今季海外メジャー第2戦、全米プロ(5月19~22日、米国オクラホマ州サザンヒルズCC)に挑戦。この間に世界ランキングを60位まで上げれば、今季海外メジャー第3戦、全米オープン(6月16~19日、米国マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ)の出場も見えてくる。
 

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2022年5月1日のニュース