高安 春場所V逸も「ステップアップしている」32歳まだまだ「成長途中」

[ 2022年5月1日 15:17 ]

高安
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 大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)に臨む幕内・高安(32=田子ノ浦部屋)が1日、稽古後に報道陣の電話取材に応じた。

 決定戦で敗れ惜しくも初優勝を逃した春場所後、悔しさは引きずらなかった。12勝を挙げたのは6度目だったが優勝決定戦に進出したのは春場所が初めて。「ステップアップしている。また一つ自信になった」と前向きに捉えた。土俵際あと一歩のところで逆転負けを喫した決定戦の一番は「明らかに攻め急いでいた。同じことを繰り返さないようにしたい」と振り返った。
 大関昇進を決めた場所からちょうど5年。32歳になったが「大関時代よりも今が一番強いと思っている。まだ成長の途中」と気持ちの面でも衰えは一切ない。

 この日は幕下以下の力士を相手に約50番の申し合いを行った。突き押しや四つなどいろいろなタイプの攻めへの対応を確認。出稽古ができず関取同士で相撲が取れない分、「考えながら工夫して」取り組んだ。「数多く取れば下半身に効いてくる。良い稽古になった」と充実感を口にした。

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2022年5月1日のニュース