トヨタ POへ望みの10T圧勝、最終節へ茂野共同主将「やることしっかりやる」

[ 2022年5月1日 05:30 ]

ラグビーリーグワン第15節   トヨタ64―17BR東京 ( 2022年4月30日    秩父宮 )

<BR東京・トヨタ>後半、トライを決めたトヨタのルルー(左端)はチームメートと喜び合う(撮影・尾崎 有希)
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 1試合が行われ、6位のトヨタは10位のBR東京に64―17と快勝し、3連勝で10勝目を挙げた。3トライ差以上の勝利に付与されるボーナスポイントを含む勝ち点5を積み上げ、同46で暫定4位に浮上。前半に共同主将のNo・8姫野和樹(27)が負傷交代したが、今季最多得点となる計10トライの猛攻で上位4チームによるプレーオフ(PO)進出へ望みをつないだ。

 アクシデントに屈せず、トライを量産した。12―0の前半19分、姫野が代名詞ジャッカルの際に下半身を痛めて負傷交代。PO進出を大きく左右する一戦で、共同主将が自陣ゴール手前で体を張って失点を防いだ。ともに共同主将を務めるSH茂野は「いつもハードワークで引っ張ってくれる。ケガ(で交代)してからも円陣でチームを引っ張る気持ちが伝わった」。その思いはチームに伝染し、パスワーク、スクラム、キックパスを起点に多彩な攻撃展開で今季最多得点につながった。既に自力PO進出の可能性が消滅しており姫野が最終節に出場できるかも不明だが「自分たちがやることをしっかりやる」と茂野。レギュラーシーズン残り1試合をチーム一丸で戦う。

 《BR東京12敗目、入れ替え戦危機》BR東京は7連敗で12敗目を喫し、2部との入れ替え戦圏内となる10位を脱出できなかった。タックルを決められない場面が目立ち、フランカー柳川は「絶対に勝ちたい一戦だったけど、(相手の)フィジカルにやられた」と反省を口にした。今季はケガ人が相次ぎ、選手起用に苦戦。限られた戦力で戦う苦しい状況が続いているが、ヒューワット・ヘッドコーチは「これを乗り越えたらチームとして良くなる」と最終節へ切り替えた。

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2022年5月1日のニュース