大坂「本当にいい試合」完勝で2回戦へ 苦手クレーのシーズン初戦で好発進

[ 2022年5月1日 05:30 ]

テニス マドリード・オープン ( 2022年4月29日    マドリード )

女子シングルス1回戦でプレーする大坂なおみ
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 女子シングルス1回戦は世界ランキング36位の大坂なおみ(24=フリー)がロシア出身の世界78位アナスタシア・ポタポワ(21)に6―3、6―1でストレート勝ちし、2回戦に進出した。次戦は同47位のサラ・ソリベストルモ(25=スペイン)と対戦する。クレーコートの今大会は全仏オープン(5月22日開幕)の前哨戦の一つで、大坂はワイルドカード(主催者推薦)で出場している。

 大坂が不得手なクレーコートでのシーズン初戦で好発進した。前週の大会でツアー初優勝して、勢いに乗る21歳のポタポワを約1時間で一蹴。「2セットで勝つことができてうれしい。本当にいい試合」と胸を張った。

 序盤こそ相手のサーブに苦しむ場面があったが「第1セットは少し難しかったが、第2セットはうまくプレーできた」と言うように、時速200キロを超えるサーブやライン際を突くショットで攻勢に。高い決定力でポタポワに貫禄を示した。

 間近に迫る全仏オープンは過去3回戦進出が最高で、昨年は「うつ」告白で途中棄権した。「得意とは言えない」と認めるクレー対策として「1週間前から来て練習を積んだ」。その成果を存分に示し「いいスタートを切れた」と自信を深めた。

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