やり投げ・北口榛花、61メートル20でV「痛くて競技ができなかった」期間乗り越え

[ 2022年5月1日 12:18 ]

陸上・木南道孝記念最終日 ( 2022年5月1日    ヤンマースタジアム長居 )

<陸上・木南道孝記念>女子やり投げで優勝した北口榛花(撮影・坂田 高浩)
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 女子やり投げが行われ、東京五輪代表の北口榛花(24=JAL)が61メートル20で優勝した。

 1投目でいきなり61メートル20をマーク。5投目でも60メートル47を投げ「久しぶりの大きなスタジアムでの試合で楽しみにしてきた。今年初めて60メートル超えを2本投げられて良かった」と笑みを浮かべた。

 昨夏の東京五輪で左脇腹を痛め、その後の3カ月間は競技から離れた。最初の2カ月間はウォーキングのみ。その後の1カ月間はジョギングだけで調整した。

 「今まで自分の住んでいるところの周りを歩いたことがなかった。公園とかを目的地にして歩いて“自然がキレイだな~”とか。もどかしいというより、痛いから競技ができなかった」

 今年1月に再びやりを投げ始め、2月からはチェコで調整。今大会はコーチも来日しており、助言などを生かした。

 「運動ができない期間も過ごして今シーズンが始まる前は不安もあったけど、今は問題なく投げられている。世界選手権だと、今日の記録だと予選落ちになる。もっと投げられると思います」

 苦しい期間も乗り越えて、再び第一線に帰ってきた北口。世界での活躍を見据え、自分と向き合っていく。

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2022年5月1日のニュース