ただひたすら寒い…51歳 真冬の大冒険 クロスカントリー会場は氷点下26.1度

[ 2022年2月16日 05:30 ]

 【北京日記】スキー、スノーボード会場のある張家口に再び寒波がやってくるらしい。ノルディックスキー複合の渡部暁斗が教えてくれた。「寒さだけは、どうにもならないんで」と苦笑い。確かに14日朝、複合後半距離の舞台となるクロスカントリー会場は氷点下26.1度だった。北海道も札幌在住では、そこまで気温が低くなる経験はない。

 平昌五輪も寒かった。夜に実施されたジャンプの会場は寒さも厳しかったが、風が強かった。今回のジャンプ会場は前回に比べると風は穏やかで、ただひたすらに寒いという印象。寒さだけでこれだけつらいという経験はなかなかない。

 ダウンを二重に着込むなど防寒対策はほぼ万全と思って乗り込んだが、張家口の寒さは容赦がなかった。顔、手、足先がシビれて痛い。取材時間だけでなく、移動のバスを待つ時間もとても苦痛だ。今大会はいよいよ終盤戦。51歳、真冬の大冒険にも終わりが見えてきた。(武田 政樹)

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2022年2月16日のニュース