ロコ・ソラーレ準決勝進出に王手 米国との激闘制し、17日スイス戦に勝利で準決勝へ 負けると混戦

[ 2022年2月16日 23:41 ]

北京五輪第13日・カーリング女子1次リーグ   日本10─7米国 ( 2022年2月16日    国家水泳センター )

<北京五輪 カーリング 日本・米国>第1エンド、ショットを放つ藤沢五月(左から2人目)(撮影・小海途 良幹)
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 18年平昌五輪銅メダルで世界ランク7位の日本(ロコ・ソラーレ)は16日、北京五輪カーリング女子1次リーグ第8戦で世界ランク6位の米国と対戦。10─7で勝利を収め、通算5勝3敗とした。17日に準決勝進出をかけ、すでに予選突破を決めている世界ランク2位のスイスと対戦する。

 1─0で迎えた第2エンド。先行の日本が米国スキップのピーターソンのミスを誘発して3点をスチール。序盤で流れをつかむと、4─2で迎えた第4エンドには後攻で2点を追加。6─3と3点リードで折り返した。

 7─3で迎えた第7エンドだった。テークアウトがうまくいかず、相手に4点の大量点を奪われ同点に追いつかれた。それでも日本は、気持ちを切り替え、第8エンドに有利な後攻で2点をとって再びリードを奪い、先攻の第9エンドで1点をスチール。点差を3点に広げ、第10エンド、最後はサードの吉田知那美のダブルテークアウトが決まり、米国が「コンシード」を行った。

 日本は17日のスイス戦に勝てば、自力で4強に進出。敗れて通算5勝4敗となると、他国の勝敗次第となる。勝敗で2チームが並んだ場合は直接対決の成績で決定。3チーム以上が並ぶと当該間の対戦成績で決め、それでも並んだ際にはドローショットチャレンジ(DSC)を使用する。

 各試合前、第1エンドの後攻を決めるため両チームから2人がハウスの中心を狙って投げる。2投合計の中心からの距離がラストストーンドロー(LSD)と呼ばれる。1次リーグ9試合のうち、最も悪い数値を除いた8試合分のLSDの平均がDSCとなり、小さい方が上位となる。

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