スピードスケート高木美帆が達成する可能性ある世界初の意外な記録とは?

[ 2022年2月16日 14:30 ]

高木美帆
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 北京五輪スピードスケートは17日、国家スピードスケート館で女子1000メートルが行われ、今大会5種目となる高木美帆(27=日体大職)が出場する。今大会は女子500、女子1500メートル、女子団体追い抜きで銀メダルを獲得し、女子3000メートルは6位入賞。最後の種目に向け「長い五輪で最後に挑戦する種目になる。全部振り絞りたい」と意気込んでいる。

 冬季五輪の同一大会で3個の銀メダルを手にした選手は高木美のほかに、14年ソチ五輪スピードスケート女子のイレイン・ブスト(オランダ)、18年平昌五輪ノルディックスキー距離女子のロッテ・カッラ(スウェーデン)、18年平昌五輪ノルディックスキー距離男子のアレクサンドル・ボルシュノフ(ROC)、22年北京五輪バイアスロン男子のカンタン・フィヨンマイエ(フランス)の4人いるが、同一大会で4個の銀はいない。

 フィヨンマイエは18日にマススタートを残し、今大会4個目の銀を獲得する可能性がある。だが、女子1000メートルの方が開催が1日早く、高木美が2位となれば“冬季五輪の同一大会銀4個”を世界で初めて達成することになる。今季W杯は1000メートルに3度出場して、優勝1回、2位2回。目標はもちろん悲願の個人種目での金メダルだが、銀でも五輪史に残る偉大な記録となることは変わりない。ちなみに夏季五輪も含めると、52年ヘルシンキ五輪で体操女子のマリア・ゴロホフスカヤ(ソ連)が5個の銀を獲得している。

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2022年2月16日のニュース