新田谷凜、ラスト全日本のSPは47・21点「少しの喜びと申し訳ない気持ち」

[ 2021年12月23日 18:01 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2021年12月23日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア第1日>女子SP、演技をする新田谷凜(撮影・小海途 良幹)
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 北京五輪の代表最終選考会として行われ、女子ショートプログラム(SP)で新田谷凜(中京大)は47・21点だった。

 冒頭の3回転フリップで転倒すると、演技後半の連続ジャンプは2―2回転に。スコアを伸ばせず、キス&クライでは涙を流した。

 今大会に向けて練習量を増やしてきたが、「予想もしていないようなミスをしてしまったので、素直に悔しい」と言う。観客からの大きな拍手には「少しの喜びと、恩返しの絶好の場だったので申し訳ない気持ちが大きかった」と振り返った。

 今季限りで引退するため、最後の全日本となる。「練習通りの精神状態で臨めていた」とする一方で、「悔しい。ただただ、申し訳ない」と涙が止まらなかった。

 ▼野口望々花(55・36点)「すごい楽しい舞台だなと思った。ラストイヤーということもあって、景色とか、支えてきてくれた人を思い出しながら、楽しんで滑ることができた。(卒業後は)引退して一般企業で全然違う世界で自分なりに頑張っていく」

 ▼田中梓沙(63・92点)「大きな会場で緊張すると思ったけど、全然緊張せず楽しく滑れた。ショートをノーミスでしてフリーに進出することができて良かった。4月に大きなケガをして、先生に体幹が弱いと言われてトレーニングした」

 ▼柴山歩(62・48点)「全日本ジュニアは緊張して硬くなったけど、今回は3歳の時にテレビで見ていた舞台に立てていることがうれしくて、楽しくてあっという間だった。100点満点の納得のいく演技ではなかったけど、緊張感のある中でまとめることができて、楽しくできた」

 ▼松原星(59・13点)「ショート通過が大きな目標だったので、安心している。全日本は一番緊張する舞台、一年で一番楽しい舞台なので楽しめたとは思う。フリーはすごく不安だけど、まとめられるように頑張ります」

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2021年12月23日のニュース