ラプターズにもコロナ禍 渡辺以外の8人が離脱 故障者含めて12人が不在

[ 2021年12月23日 08:02 ]

ともにプロトコルの対象となったラプターズのバンブリート(左)と新人のバーンズ(AP)
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 カナダのトロントに本拠を置いているNBAのラプターズで18日から22日にかけて計8選手が新型コロナウイルス感染防止規定の健康安全プロトコルの対象となってチームを離脱。これ以外に故障やコロナ以外の病気などで4選手がプレーすることができず、契約下にある16選手中、21日の段階でプレー可能となっているのは渡辺雄太(27)とドイツ出身のイサック・ボンガ(22)、西インド諸島セントルシア(英国領)出身のクリス・ブーシェイ(28)、そしてウクライナ出身のスビアトスラフ・マハイルーク(24)の4選手のみとなった。

 22日に最後にプロトコルの対象となったのは18日のウォリアーズ戦で1カ月ぶりに復帰したばかりのOG・アヌノビー(24)。ラプターズでは18日にパスカル・シアカム(27)と新人のダラーノ・バントン(22)、20日にゲイリー・トレントJR(22)、21日にフレッド・バンブリート(27)とマラカイ・フリン(23)、そして22日になってプレシャス・アチューワ(22)と今季大活躍を見せている新人のスコッティー・バーンズ(20)が次々にプロトコルの対象となっていた。

 ゴラン・ドラギッチ(35)はすでに個人的事情で戦列を離れており、ジャスティン・シャンペニー(20)はコロナ以外の病気、デビッド・ジョンソン(20)とケム・バーチ(29)は故障で離脱中。この不測の事態を受けて22日にイリノイ州シカゴで行われる予定だったブルズ戦は、必要最少人数の8選手がそろわないために延期となった。

 ブルズ自体にもまだ5人のプロトコル対象者がいて、延期となるのはここ8日間で3試合目。また10人のプロトコル対象者がいるネッツは23日にオレゴン州ポートランドで予定されていたトレイルブレイザーズ戦も取りやめとなり、3試合連続で延期となった。

 テキサス州ダラスに本拠を置いているマーベリクスでも故障離脱中だったルカ・ドンチッチ(22)がプロトコルの対象となり、コロナ関連での離脱者は計5選手。なおNBAのアダム・シルバー・コミッショナーは現時点では、2019年のようにシーズンを一時的に中断する意思がないことを表明している。 

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2021年12月23日のニュース