大庭雅、10度目の全日本に涙「誰よりもスケートが大好き」SP55・69点

[ 2021年12月23日 17:31 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2021年12月23日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア第1日>女子SP、演技をする大庭雅(撮影・小海途 良幹)
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 北京五輪の代表最終選考会として行われ、女子ショートプログラム(SP)で大庭雅(東海東京FH)は55・69点だった。

 冒頭の3回転サルコーと2回転トーループはややバランスを崩したが、3回転ループとダブルアクセルは決めた。10度目の全日本。「今回、10回目というのが懸かっていたので、10回出たら自分凄いなって思えるかなって目指してきた」と振り返った。

 スケート界ではベテランの26歳。ここまで競技を続ける原動力とは何か。「誰よりもスケートが大好きなので、つらい練習も頑張れている」と涙を流し、「この舞台に立つためにつらいこと、やめたいことがたくさんあったけど、つらいことがあっても、やっぱりスケートが好きだったんだなと思った」と話していた。

 ▼竹野仁美(58・36点)「2年前も1番で滑って、会場の広さに圧倒されて自分の実力を出し切ることができなかったけど、今回は出せることができてうれしい。(姉・比奈での会話は)お姉ちゃんが最後かもしれないので、お互い頑張ろうと言いました」

 ▼住吉りをん(67・39点)「思った以上に緊張して脚が震えて、ここまで緊張するとは思っていなかった。それでも、かっこ良さを出せた。フリーでは4回転トーループを跳ぶ予定なので、この大舞台できっちり跳びたい」

 ▼中井亜美(52・65点)「練習してきたことが発揮できなくて悔しい。自分が思っていた演技とは全然、違った。フリーでもアクセルを入れる。転倒してもその後のジャンプはやってきたことを信じて、今できるベストを尽くすと考えてやりたい」

 ▼森下実咲(48・37点)「ラストシーズンに全日本にいきたいとか、大学4年間で出られていなかったので、出場できてうれしい。久しぶりの大舞台で楽しかった。卒業後はスケートから離れて、一から改めて社会に出ようかなと思う」

 ▼竹野比奈(59・33点)「今、自分ができることを全て出し切ろうと思ってリンクに立った。シングルアクセルが響いていると思った。(妹・仁奈とは)基本ずっと一緒にいて、頑張ろうねってハイタッチしてきた」

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2021年12月23日のニュース