本田真凜は55・73点、ループ失敗「もったいない」

[ 2021年12月23日 18:56 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2021年12月23日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア第1日>女子SP、演技をする本田真凜(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 北京五輪の代表最終選考会として行われ、女子ショートプログラム(SP)で本田真凜(JAL)は55・73点だった。

 「セブン・ネーション・アーミー」で挑み、冒頭のサルコー―トーループの3回転を降りたが、続くループの回転が抜けた。後半の2回転は着氷。演技が終わると、頭を抱えた。2本目のミスの要因については「最初の3回転3回転が久しぶりに決められた。そこを絶対決めたいと思って集中しすぎていた」とし「2本目は点数ない状態なのでもったいない」と悔しさをにじませた。

 待ち望んでいた全日本の舞台は、過去に演じた女性ボーカル曲に戻した。「注目される戸惑いに立ち向かう強い女性の歌詞。今の自分に必要。2年滑ったので滑りやすい。らしさが出せる」と語る。有観客のさいたまスーパーアリーナの視線を釘付けにし「お客さんいる試合は楽しい。スケートで好きなところ。やっていてよかったと感じた」とも話した。

 ▼吉田陽菜(61・35点)「ジャンプは悔しい部分が大きいけど、フリーを滑ることは1つの目標だったのでうれしい。3Aは悪いジャンプではなかった。絶対降りるぞって気持ちが少なかったので、フリーでは降りられるように頑張りたい」

 ▼千葉百音(64・41点)「着氷が危ないジャンプばかりだったのは悔しいけど、大きなミスなくシーズンベストも出せたので良かった。大きな舞台で自分の練習通りの演技をすることに段々と慣れてきた。今の自分に集中して、フリーも頑張りたい」

 ▼佐藤伊吹(59・38点)「先シーズン、フリーに進めなくてショートを練習してきたので、フリーに進出できてうれしい。55点を超えることを目標にしていたので、今シーズンの自己ベストが出せたのでビックリした。(フリーは)うれしい気持ちと大舞台で滑れることに感謝して、あとは思いっ切りやるだけ」

 ▼籠谷歩未(55・80点)「今まで練習してきたことを出し切れて、良い演技ができた。小さいころから坂本選手と三原選手と練習できていることは貴重なこと。2人が成長するのを見て、自分も負けないように食らいついて日々、練習している」
 

続きを表示

この記事のフォト

2021年12月23日のニュース