羽生結弦、4回転半成功へ「今日やるべきことはやれた」着氷間近の好ジャンプ披露

[ 2021年12月23日 13:45 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2021年12月23日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア第1日>4回転半を着氷し拍手を受ける羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が午後1時5分からの公式練習で調整し、オンラインで取材に応じた。

 26日のフリーでは人類初成功を目指すクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦する。この日の練習では終盤に4回転半に挑み、練習時間残り1分を切ってからの最後のアタックは、右足一本での着氷に近い好ジャンプだった。

 ただ、羽生は冷静に自己を分析。「今日は自分の中で軸作りが一番大事と思った。回転はそんなにかけていない。今日やるべきことはやれたかな。まだ、自分の中では回転を10割でかけている状態ではないので。今日は氷の感触を確かめながら、この氷でしっかり軸を作ることを試していた」。そして、「(これまで)あんな感じの着氷になる場合と、あれは軸がうまくいったパターンで。あとは回転を10割で、10割というか11割というか、それくらいの力で回してアンダーギリ、ギリ1/4足りないかな『q』がつくかなみたいなアクセルでこけるみたいなことはあります。練習の段階では両立とも両立したものは難しい」と続けた。

 「最後の4Aは両足で回転も若干足りなかったという解釈でいいのか?」と問われると、「両方とも答えは『はい』です。回転も足りないですし、両足で軸を作りながら降りてきているという感じ。きょうは回転をかける日ではなかった。あれでOKだと思っている」と説明した。

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