村元、高橋組“垣根を越えた”コーチに感謝の五輪切符を リンクサイドにシングル時代の恩師

[ 2021年12月23日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権 ( さいたまスーパーアリーナ )

テレビ電話でズエワ・コーチのアドバイスを聞く村元・高橋組(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 垣根を越えたタッグが心強かった。アイスダンスの村元哉中(かな、28)高橋大輔(35)組(関大KFSC)は、曲かけでリズムダンス(RD)の「ソーラン節&琴」を流し、本番と同じ衣装で動きを確認。リンクサイドには、シングル時代の2人の恩師である長光歌子コーチ、浜田美栄コーチらが見守った。

 「懐かしい感じや心強い感じ、新鮮な感じ。不思議な感じです」と高橋。新型コロナウイルスの新変異株拡大による水際対策強化で、拠点の米国からズエワ・コーチが来日できず、2人に打診して快諾を得た。この日の公式練習では、2人のコーチら計5人がリンク脇で見守り、オンラインでズエワ・コーチともつなぎ、映像を送って指導も受けた。

 多大なバックアップに「先生たちに立っていただけてありがたい」と村元が言えば、高橋も「思い出深い全日本になる」と語った。今季に入って飛躍的な成長を示してきた“かなだい”が感謝の思いを胸に、たった1枚の五輪切符をつかみに行く。

続きを表示

2021年12月23日のニュース