パラ選手村接触事故で組織委「トヨタ自動車と徹底的に原因を究明」

東京パラリンピック第5日 （ 2021年8月28日 ）

　東京パラリンピック選手村（東京都江東区）内を走る自動運転バスが接触事故を起こした件について、大会組織委員会の中村英正・運営統括が28日に都内で開いた会見で「心よりお見舞い申し上げる。トヨタ自動車と徹底的に原因を究明し再発防止に努めたい」と陳謝した。

　事故に遭った視覚障がいのある柔道男子81キロ級の北薗新光（30＝アルケア）は、外傷や脳の異常は認められないものの体調不良となり、28日の競技を欠場。事故原因や当時の状況は「調査中」としており、北薗本人は「車にぶつかったかどうかは分からない」と話しているという。