琴音 パー73のツアー新64!9番でイーグル「波に乗れた」5位急浮上

[ 2021年8月29日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース第3日 ( 2021年8月28日    北海道小樽CC=6775ヤード、パー73 )

<ニトリレディース・3日目>18番、ラウンドを終え上田桃子(左)と肘タッチする堀琴音
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 ツアー1勝の堀琴音(25=ダイセル)がパー73のツアー最少ストローク記録を1打更新する64をマークした。1イーグル、8バーディー、1ボギーで通算10アンダーまで伸ばし、35位から5位に浮上した。70で回った全美貞(38=韓国)が通算14アンダーで単独首位を守った。今大会は16番をラウンドごとにパー4とパー5で使い分けており、この日はパー73だった。

 パー73のツアー最少ストローク記録を1打更新した堀琴は「9アンダーは個人的なベストスコアでもある。記録を出せてうれしい」と笑顔で話した。

 2番でティーショットを左の池に入れてボギーが先行したが、3番で1メートルにつけてバーディーを奪うと6、8番も好機を生かした。

 見せ場は9番パー5。残り83ヤードから58度のウエッジで放った第3打がカップイン。「まさか入ると思わなかった。久しぶりのイーグルで波に乗れた」

 14番では見事なリカバリーも見せた。木の枝を避けて6Iで低く打ち出した第2打が80センチに止まりバーディーにつながった。

 長い不振を乗り越え7月のニッポンハム・レディースでツアー初優勝を飾った。「あの1勝で前向きになった。ミスしてもどうにかなると思えるようになった」。序盤の池ポチャから立ち直り叩き出したツアー新記録の64は進化の証でもある。

 今大会も初勝利を手にした北海道が舞台。「ご縁があると思います」。2勝目を目指し4打差を追いかける。

 《これまでは岡本綾子らの65》堀琴音の64はパー73の最少ストロークのツアー新記録。従来の記録は65で、76年望月春日平レディース第1ラウンド(R)で潘玉華、78年北陸クイーンズ第1Rで大迫たつ子、80年北陸クイーンズ第1Rで岡本綾子、85年富士通レディース第2Rで池渕富子、02年日本女子オープン第1Rでロレーナ・オチョア、10年CATレディース第2Rで有村智恵がマークしていた。

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