競泳平泳ぎ・佐藤 パリでの雪辱へ「文武両道」5年間かけて卒業する方針

[ 2021年8月29日 05:30 ]

100メートル平泳ぎに出場した佐藤
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 第93回早慶対抗水上競技大会が28日、千葉県内で開催され、男子200メートル平泳ぎ日本記録保持者の佐藤翔馬(20=東京SC)が東京五輪後の初レースに臨んだ。平泳ぎ2種目に出場して200メートルが2分12秒95、100メートルが1分0秒86。本命種目の200メートルは自己ベストから6秒55遅れたが、約2週間のオフ明けで「目標以上のタイムは出た」と納得の表情を浮かべた。

 東京五輪は金メダルを目指した200メートル平泳ぎで準決勝敗退。5月下旬にヘルニアと分離症を発症し、万全にはほど遠い状態だった。現在慶大3年。今年は水泳に専念してきたため、大学は5年間かけて卒業する方針で「文武両道でしっかり卒業したい。腰のケガとも向き合いながらパリ五輪に向けてやっていきたい」と語った。

 ≪早大3人コロナで出場選手わずか6人≫早大に出場辞退者が続出した。21日に部員2人、23日に1人の新型コロナウイルス感染を確認。6人が濃厚接触者と認定され、活動を停止した。残る部員はPCR検査で陰性判定を示したが、安全面を重視して大学の施設で練習する選手は出場を取りやめた。40人程度を予定していた出場者は6人に減少。関係者は「安全面を重視して大学で練習している選手は出場を辞退した」と説明した。

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2021年8月29日のニュース