トライアスロン・米岡が銅 ガイドの椿と二人三脚「一人では絶対にたどり着けなかった」

[ 2021年8月29日 05:30 ]

東京パラリンピック第5日・トライアスロン ( 2021年8月28日    お台場海浜公園 )

銅メダルを獲得し、抱き合う米岡(手前)と、ガイドの椿(撮影・坂田 高浩)
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 視覚障がい男子・初出場の米岡聡(35=三井住友海上)は同じ所属先のガイドの椿浩平(29)と二人三脚でメダルを手にした。スイムで2番手の好位置につけ、バイクで順位を落としたがランで逆転。ゴール後は抱き合い「ただただうれしい。気は抜けなかったけど粘れば絶対メダルは獲れると思った」と喜んだ。

 10歳の時に網膜剥離を発症して25歳でほぼ完全に視力を失い、ブラインドマラソンに挑戦した。トライアスロン転向は2013年。東京五輪出場がかなわなかった椿と19年からタッグを組み力を伸ばした。競技面のアドバイスも受け「一人では絶対にたどり着けなかった」と実感。椿も「2人でやれて良かった」と充実の表情だった。

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