大坂に世界からエール、セリーナ「彼女なりのベスト尽くそうとしている」

[ 2021年6月2日 05:30 ]

テニス全仏オープン第2日 ( 2021年5月31日    パリ・ローランギャロス )

全仏オープン1回戦後の会見で大阪なおみを擁護したS・ウィリアムズ(AP)
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 全仏の棄権とうつを公表した大坂に対し、今後を心配する声や復帰を願う声が世界に広がった。大坂の憧れの選手で、18年全米の決勝で対戦したセリーナ・ウィリアムズ(米国)は1回戦後の会見で「ナオミが心配。彼女の決断は分かる。ハグしてあげたい」と同情。「私たちはみんな違うし、問題への対応方法も違う。彼女なりのベストを尽くそうとしている」と支持する一方、メディア対応について「私も経験してきたし、乗り切るのは難しいけど、おかげで強くなれた」と自身の体験に重ね合わせた。

 批判的だった関係者や元選手も擁護に回った。会見拒否を「大きな過ち」と非難したフランス連盟のギルズ・モレトン会長は「悲しくて残念。一日も早い回復を祈っている。来年戻ってくることを楽しみにしている」と声明を発表。会見では質疑応答に応じなかった。また「共感できる人はいない」と批判していた4大大会7度優勝のマッツ・ビランデル氏(スウェーデン)も「彼女が再びコートに戻れるように願っている。今回のことで他の選手も学んでほしい」とした。

 各国メディアも反応した。「誰もが望まぬ結末」(米紙ニューヨーク・タイムズ)、「反抗者を服従させることに成功したが、勝者はいない」(仏紙フィガロ)などと主催者の強硬な対応を問題視する論調。一方で英紙ガーディアンは「我々は善人じゃない」と記者の過剰な好奇心が状況をゆがめていると指摘し、「世界最高の選手の一人はメディアに話すより4大大会棄権を望んだ」と結んだ。

 ▼マルチナ・ナブラチロワさん(米国、4大大会18勝)彼女が無事であることを願っている。アスリートは体のケアは指導されるが、精神面は軽視されている。記者会見をやるやらないの問題ではない。

 ▼ビリー・ジーン・キングさん(米国、4大大会12勝)うつとの闘いを公表したのは信じられないくらい勇敢なこと。今、重要なのは彼女に必要な場所と時間を与えること。彼女の幸せを願っています。

 ▼ステフィン・カリー(米国、NBAウォリアーズ)こんな決断は強いられるべきじゃない。でも、権力者が守ってくれない時に行動に出たのは素晴らしい。凄く尊敬する。

 ▼アンドレス・イニエスタ(スペイン、J1神戸)共感しよう、参加しよう、助けよう。ナオミ頑張って。

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