ネッツが7年ぶりに1回戦を突破 デービス負傷欠場のレイカーズは3敗目を喫して崖っ縁

[ 2021年6月2日 14:38 ]

雄叫びをあげるネッツのハーデン(AP)
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 NBAは1日にプレーオフ1回戦の3試合を行い、ブルックリン(ニューヨーク州)では東地区全体2位のネッツが、1万4993人(収容能力の85%)の地元ファンの前で7位のセルティクスを123―109(前半59―51)で退けて4勝1敗。ジェームズ・ハーデン(31)が34得点、10リバウンド、10アシストを記録し、このシリーズでは初のトリプルダブルを達成して7年ぶりに1回戦を突破。東地区準決勝では、ヒートを4戦全勝で下した3位のバックスと顔を合わせることになった。

 昨季のファイナル王者で今季は西地区全体7位でポストシーズンを迎えているレイカーズは、敵地フェニックス(アリゾナ州)で同2位のサンズに85―115(前半36―66)で大敗を喫して2勝3敗。第4戦で脚の付け根を痛めた主力フォワードのアンソニー・デービス(28)は欠場し、レブロン・ジェームズ(36)が32分の出場で24得点を挙げたものの1回戦敗退の危機と直面することになった。

 11年ぶりにポストシーズンに進出したサンズは30得点を稼いだデビン・ブッカー(24)らの活躍で1回戦突破に王手。ただし司令塔のクリス・ポール(36)が第3Q、レイカーズのウェズリー・マシューズ(34)にゴール下で押されて転倒した際に再び右肩を痛め、フリースローを決めたあとのプレーは見合わせた。

 西地区全体3位のナゲッツは地元デンバー(コロラド州)で再延長の末に6位のトレイルブレイザーズを147―140(前半65―62、延長14―14、再延長12―5)で振り切って3勝2敗。今季のMVP最有力候補、センターのニコラ・ヨキッチ(26)が38得点と11リバウンド、9アシストを稼いでチームを引っ張り、チームの3点シュートは44本中20本を成功させた

 トレイルブレイザーズは第2Q途中で最大22点差のビハインドとなりながら粘り強く反撃。チームリーダーのデイミアン・リラード(30)が、いずれも3点差を追いかけていた第4Q残り3・0秒と延長の残り6・4秒に3点シュートを決めてナゲッツに食い下がった。

 リラードは58分の試合時間のうち52分に出場して3点シュートを17本中12本成功。2019年4月23日のサンダー戦で自身がマークしていたチームのプレーオフ最多得点記録(50)を上回る55得点をたたき出し、延長と再延長では1人で計17得点(チーム得点合計は19)をマークしたが、勝利にはあと一歩およばなかった。

 <1日の結果>
 ▼東地区1回戦
(2)ネッツ(4勝1敗)123―109(7)セルティクス(1勝4敗)
 ▼西地区1回戦
(2)サンズ(3勝2敗)115―85(7)レイカーズ(2勝3敗)
(3)ナゲッツ(3勝2敗)147―140(再延長)(6)トレイルブレイザーズ(2勝3敗)
 *カッコ内の数字は地区内全体順位

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