ジャズが2戦目で初白星 18試合ぶり復帰のミッチェル25得点 ニックスは8年ぶりの勝利

[ 2021年5月27日 14:01 ]

グリズリーズのモラントをマークするジャズのミッチェル(AP)
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 NBAは26日にプレーオフ1回戦の3試合を行い、西地区第1シードのジャズは地元ソルトレイクシティー(ユタ州)で第8シード(地区全体では9位)のグリズリーズを141―129(前半74―54)で下して1勝1敗。第2Qの終了間際に最大22点をリードしながら第3Qに一時2点差まで詰め寄られたが、ここから踏ん張って逃げ切った。

 今季リーグ11位の26・4得点を挙げて球宴にも出場したドノバン・ミッチェル(24)は右足首の故障でレギュラーシーズン終盤から戦列を離れていたが、第2戦で18試合ぶりに復帰。26分の出場で3点シュートを10本中5本決めてチーム最多の25得点をマークした。

 マイク・コンリー(33)は古巣相手に20得点と15アシスト。センターのルディー・ゴベア(28)は21得点と13リバウンド、4ブロックショットを記録し、ジャズの選手として初めてシックスマン賞を授賞したジョーダン・クラークソン(28)は16得点を稼いで勝利に貢献した。

 グリズリーズでは、昨季の新人王、ジャー・モラント(21)がフリースローを20本中15本を成功させてプレーオフのチーム新記録となる47得点(従来の記録はコンリーの35得点)をマーク。第3Qを43―29として反撃したが、敵地で連勝することはできなかった。モラントはプレーオフでのデビューから2試合で計73得点を記録。これはBAAが当時の別組織NBLを吸収してNBAと組織名を変更した1949年シーズン以降では最多となった。

 東地区では第4シードのニックスが地元ニューヨークで第5シードのホークスに101―92(前半44―57)で競り勝って1勝1敗。最大15点差をつけられるなど苦戦を強いられたが、第3Qを32―18で盛り返して逆転勝利を収めた。

 最も進歩した選手に与えられるMIPを授賞したフォワードのジュリアス・ランドル(26)は前半で2得点と苦しんだが後半で奮起。結局15得点と12リバウンドを挙げてチームを引っ張った。ベンチから出たデリック・ローズ(32)は39分の出場で26得点。ニックスがプレーオフで勝ったのは2013年5月16日のペイサーズ戦(東地区準決勝第5戦)以来、8年ぶりで、1万6254人(収容能力の82%)の地元ファンが詰めかけたマジソンスクエア・ガーデンは久々の白星に沸き立っていた。

 ホークスは第1戦を2点差でものにしていたが第2戦は黒星。トレイ・ヤング(22)が30得点を稼いだものの、第4Qで引き離されて勝利を逃した。

 なおこのカードの勝者は、76ers対ウィザーズの勝者と東地区準決勝で顔を合わせることになっている。

 <26日の結果>
 ▼東地区1回戦
(1)76ers(2勝)120―95(8)ウィザーズ(2敗)
(4)ニックス(1勝1敗)101―92(5)ホークス(1勝1敗)
 ▼西地区1回戦
(1)ジャズ(1勝1敗)141―129(9)グリズリーズ(1勝1敗)
 *カッコ内の数字は地区内全体順位

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