バレー日本女子 世界1位・中国にストレート勝ち 黒後17得点「良かった」

[ 2021年5月27日 05:30 ]

バレーボール ネーションズリーグ ( 2021年5月26日    イタリア・リミニ )

黒後愛
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 女子は1次リーグ2日目が行われ、世界ランキング7位の日本(1勝)は同1位の強豪・中国(1勝)を3―0とストレートで下し、開幕2連勝を飾った。エースの黒後愛(22=東レ)が17得点をマーク。中国は控えメンバー中心だったが、日本にとって同戦では2年ぶりの白星となった。前日25日の開幕戦も同15位のタイに3―0の快勝。今夏の東京五輪へ向けて好発進した。

 “万里の長城”を撃破した。相手は平均身長で日本を10センチ以上も上回る中国。高い壁に対し、黒後は強烈なスパイクで立ち向かった。第1セットから5得点を奪って流れを引き寄せ、「とても良かった」と笑顔。1メートル76と高身長セッターの籾井とのコンビを意識した攻撃が機能した。

 今大会前、中田監督から「黒後は得点源」とエースに指名された。黒後は「自分の中では(エースとは)言い切れない」と言うが、着実にチームの柱へ成長している。合宿中にはヘアドネーションのために髪を35センチカット。「(髪の毛を寄付して)誰かの力になれたのはうれしかった」。ショートヘアの22歳は、大舞台で日本の大きな力となる。

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2021年5月27日のニュース