荒磯親方 田子ノ浦部屋からの独立決定 理事会で正式に承認

[ 2021年5月27日 16:40 ]

荒磯親方
Photo By スポニチ

 大相撲の元横綱・稀勢の里の荒磯親方(34)=本名・萩原寛=が8月1日付で田子ノ浦部屋から独立し、相撲部屋を新設することが決まった。27日、東京・両国国技館で開かれた日本相撲協会の理事会で正式に承認された。独立に伴い、春場所で初土俵を踏み、夏場所で序ノ口デビューを果たした西原、谷口、加藤に加え、序二段の足立、行司の木村隆之助が転籍する。

 2019年1月に現役を引退した荒磯親方はこれまで田子ノ浦部屋に所属。部屋付き親方と後進の指導に当たる一方で、師匠として弟子の育成を目指しこのほど出身地の茨城県牛久市の近隣に用地を確保した。稽古場が完成するまでは筑波大の施設を借用する。

 荒磯親方は、20年4月から早大大学院のスポーツ化学研究科に入学。「新しい部屋経営の在り方」をテーマとした修士論文を発表し、最優秀論文として表彰されている。NFLやゴルフといった世界のプロスポーツなどにも高い関心を示しているだけに、従来のスタイルとは一線を画する相撲部屋作りが注目される。

続きを表示

2021年5月27日のニュース