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27歳・荒篤山が新十両 未経験から角界入り12年「スタート地点に立てた」

[ 2021年5月27日 05:30 ]

ZOOM会見で笑顔を見せる荒篤山(日本相撲協会提供)
Photo By 提供写真

 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、荒篤山(27=荒汐部屋)の新十両昇進を決めた。荒篤山は09年秋場所の初土俵から12年(所要69場所)かけての昇進。再十両は元小結で新型コロナウイルス感染対策のガイドライン違反による3場所出場停止から春場所で復帰し、2場所連続幕下優勝した阿炎(27=錣山部屋)、元幕内の矢後(26=尾車部屋)、魁勝(26=浅香山部屋)の3人。

 中学時代は野球部で捕手。相撲未経験の27歳が12年かけて関取の座を手にした。荒篤山は東京都中央区の荒汐部屋でリモート会見し「ようやくスタート地点に立てた。ちょっとホッとしている」と笑顔をのぞかせた。

 入門5年で幕下に昇進。そこから伸び悩むも2、3年前から稽古以外にも筋力トレーニングを行うなどの努力が実った。東幕下筆頭で迎えた夏場所は序盤で1勝2敗とつまずいたが師匠・荒汐親方(元幕内・蒼国来)に「自分の相撲を取り切ること。そうすれば結果がついてくる」とアドバイスされ奮起。そこから4連勝し5勝2敗で昇進を決めた。

 目標の力士に御嶽海を挙げ「これからはもっと大変。上(幕内)を目指して頑張りたい」と声を弾ませた。

 ◆荒篤山 太郎(こうとくざん・たろう=本名・寺井ジャスパーケネス)1994年(平6)3月11日生まれ、横浜市出身の27歳。12歳まで母の出身地のフィリピンで育つ。中学では野球部も卒業後に荒汐部屋に入門。09年秋場所で初土俵。家族は父・康範さん、母・キャサリンさん、妹2人。得意は押し。1メートル81、160キロ。

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