17歳のニューヒロイン、藤波朱理が世界選手権代表「ワクワクする」

[ 2021年5月27日 19:09 ]

レスリング全日本選抜第1日 ( 2021年5月27日    東京・駒沢体育館 )

女子53キロ級で優勝した藤波朱理(中央、左は2位の入江ななみ、右は3位の奥野春菜)
Photo By 代表撮影

 10月の世界選手権(ノルウェー・オスロ)の代表選考を兼ねて開幕し、女子53キロ級は17歳の藤波朱理(三重・いなべ総合学園高)が決勝で入江ななみ(ミキハウス)をテクニカルフォールで下し、初の代表を決めた。62キロ級は尾崎野乃香(慶大)、65キロ級は森川美和(日体大)が代表切符を手にした。今大会に東京五輪代表は出場していない。

 藤波は準決勝で17、18年世界女王の奥野春菜(自衛隊)を11―2で下し、決勝でも圧倒的な強さを見せた。シニアデビューした昨年12月の全日本選手権に続いて優勝を飾り、初代表に「自分がそこ(世界選手権)で戦えるのを想像するとワクワクする。もっと強くなっていきたい」と笑顔。24年パリ五輪を目指すホープは、全日本合宿などで東京五輪代表選手とともに汗を流し「間近で見て自分もこうなりたいと思う」と刺激を受けている様子。3年後を見据え「五輪で優勝するという夢を絶対にかなえたい。東京五輪を見て今の選手から吸収できるものは吸収したい」と力を込めた。

続きを表示

2021年5月27日のニュース