【福岡堅樹に聞く】「ラグビーに感謝してもしきれない。何かしら貢献したい」

[ 2021年5月24日 05:30 ]

福岡堅樹引退 

<サントリー・パナソニック>サントリーに勝利し、スタンドの声援に応えるパナソニック・福岡(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 パナソニックが31―26でサントリーを下し、5季ぶり5度目のリーグ制覇(日本選手権は6度目)を達成した。リーグ優勝5度は、サントリー、東芝と並ぶ最多タイ。今年4月に順大医学部に入学した元日本代表のWTB福岡堅樹(28)は、前半30分にトライを挙げ、16年4月の入団後、最初で最後の優勝で引退の花道を飾った。試合後の一問一答は次の通り。

 ――試合を終えた瞬間の心境は。
 「本当に良かったと。そのために(大学と)両立してきた。4月からはかなりハードスケジュールだったので、努力が実ってうれしい。引退の実感はまだない。時間がたってから実感すると思う」

 ――試合終了の瞬間、1人でたたずんでいた。
 「ホッとした。最後は競って、一つ間違えば逆転されたかもしれないので良かったと」

 ――今後のラグビーとの関わり方は。
 「はっきり言い切れないが、とにかくお世話になったし、感謝してもしきれない。何かしら貢献したい」

 ――表彰式で高校時代の恩師だった森会長と握手を交わした。
 「森さんは男気あふれる、大きな心で受け入れてくれる監督だった。自分らしくプレーできる起点ができたのは、森さんのおかげ。ラグビーが盛り上がる一端として、力になれたと思う」

 ――ファンにメッセージを。
 「これまで応援してくれたことに感謝したい。応援があるから努力できた」

続きを表示

2021年5月24日のニュース