照ノ富士 大関復帰後も貪欲に新たな取り組み導入 口癖は「もっと勉強」

[ 2021年5月24日 05:30 ]

大相撲夏場所 千秋楽 ( 2021年5月23日    両国国技館 )

<大相撲夏場所千秋楽>優勝決定戦で貴景勝(左)を叩き込みで破った照ノ富士(撮影・小海途 良幹)
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 照ノ富士は大関に復帰してからも貪欲に新たな取り組みを導入した。「横綱になるため、やれることは試したい」と春場所後、ヨガ教室へ出向いた。オフに週1回、ヨガやプールトレーニングを導入する伊勢ケ浜部屋。「呼吸法を勉強したい」として特別に3日連続受講した。

 照ノ富士は「コイの滝登り」の化粧まわしを使用しているが、その原図を担当したのが俳優の片岡鶴太郎(66)。鶴太郎が通う道場で体のゆがみを整え、感情の操作法も学んだ。

 「もっと勉強してもっと頑張らないと。土俵に上がる時は、常に自信を持ってやらないといけない」が口癖。場所中、膝の持病のため土俵で中腰になるそんきょができず、花道で内股の筋肉がつって歩けなくなった取組もあったが、体のケアを怠らず、優勝決定戦まで16番持ちこたえた。いくつもの小さな工夫を重ね、綱獲りへの道を進んでいる。

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