ビーチバレー、石井・村上組が初の五輪切符 結成7年目で涙の悲願

[ 2021年5月24日 05:30 ]

優勝し、コートに座り込んで喜び合う村上(左)石井ペア(C)JVA BEACH
Photo By 提供写真

 ビーチバレーの東京五輪女子日本代表チーム決定戦最終日が22日に東京・ドーム立川立飛で無観客で行われ、国内ランク1位の石井美樹(31=荒井商事/湘南ベルマーレ)同2位の村上めぐみ(35=オーイング)組が優勝し、初の五輪切符をつかんだ。決勝で鈴木千代(27=クロス・ヘッド)坂口由里香(26=大樹グループ)組に2―0とストレート勝ち。22日の初戦を落としたが、敗者復活戦から勝ち上がり、底力を見せつけた。

 村上のサービスエースで優勝が決まると、石井はコートに膝をついた。「全身の力が抜けた」。2人で涙を流し、抱擁を交わした。持ち味のサーブで相手の体勢を崩し、2人で計4本のサービスエースをマーク。初戦で黒星を喫した相手にリベンジし、結成7年目で初の夢切符を獲得した。今後は、ワールドツアーに参戦しながら大舞台に向かう。目標は表彰台。村上は「メダルにたどり着くために努力する」と、うれし涙を拭った。

 ◆石井 美樹(いしい・みき)1989年(平元)11月7日生まれ、神奈川県出身の31歳。バレーボールVリーグの久光製薬(現久光)、JTでプレーし、ビーチバレーに転向。神奈川・大和南高出、荒井商事/湘南ベルマーレ。1メートル72、61キロ。

 ◆村上 めぐみ(むらかみ・めぐみ)1985年(昭60)9月14日生まれ、福井県出身の35歳。08年に競技を始め、15年2月から石井とペアを組む。福井商高、大阪国際大出、オーイング。1メートル65、55キロ。

続きを表示

2021年5月24日のニュース