レイカーズの初戦は2年連続で黒星 第2シードのサンズに9点差 ジェームズは18得点

[ 2021年5月24日 07:09 ]

サンズのブリッジズをかわして前進を図るレイカーズのジェームズ(AP)
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 NBAファイナルの昨季王者で、今季は西地区全体7位から「プレー・イン・トーナメント」を勝ち抜いてポストシーズンに駒を進めたレイカーズは23日、敵地フェニックス(アリゾナ州)で行われた第2シードのサンズとの初戦に90―99(前半45―53)で苦杯。昨季の1回戦の初戦(対トレイルブレイザーズ)でも93―100で敗れており、2年連続で黒星を喫する結果となった。

 シリーズ直前、自身が出資しているテキーラ・ブランドのPRイベントに出席したとして新型コロナウイルスの感染防止規定への違反行為を問われているレブロン・ジェームズ(36)は3本の3点シュートを決めて18得点と7リバウンド、10アシストをマークしたものの、このカードは今季1勝3敗。アンソニー・デービス(28)は13得点にとどまり、チームの3点シュート成功は26本中7本(成功率26・9%)に終わった。

 第4Qの2分59秒にはフリースローを外したあとリバウンドに飛び込もうとしたジェームズに対してサンズのクリス・ポール(35)が反則を犯し、ジェームズはバランスを崩して転倒。その際に左肩を強打してトレーナーから治療を受けた。

 このとき、ルーズボールをキープしたレイカーズのアレックス・カルーソ(27)に対してサンズのキャメロン・ペイン(26)が手で押したあとボールを投げつけて退場処分。カルーソとペインの間に入ったモントレズ・ハレル(27)もカルーソ同様にテクニカル・ファウルをコールされるなど、試合は大詰めで荒れた展開となった。

 11季ぶりのポストシーズンを迎えているサンズはホームでは28勝9敗。NBA6季目となった今季、リーグ13位の25・6得点を記録していたデビン・ブッカー(24)が両軍最多の34得点をマークし、プレーオフの“デビュー戦”としてはチーム史上最多記録を樹立した。

 2018年のドラフトで全体トップで指名されたセンターのディアンドレ・エイトン(22)も21得点と16リバウンド、NBA16季目ながらファイナル出場の経験がないガードのクリス・ポール(36)は前半で右肩を痛めながらも7得点と8アシストを稼いでチームを引っ張った。チーム・リバウンド総数では47―33と圧倒。第1Qの6分37秒以降は一度もリードを許すことなく逃げ切った。

 なおこのシリーズの第2戦は同じフェニックスで25日(日本時間26日午前11時試合開始)に行われる。

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