東西首位決戦は76ersが延長でジャズに勝利  レイカーズのジェームズは今季初の欠場

[ 2021年3月4日 14:36 ]

ダンクを決める76ersのエンビード(AP)
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 NBA東西両地区の首位同士が3日にフィラデルフィア(ペンシルベニア州)で激突。地元で東地区の76ersが延長の末に西地区のジャズを131―123(前半52―61、延長13―5)で振り切って今季の成績を24勝12敗とした。

 球宴で先発するセンターのジョエル・エンビード(26)が40得点と19リバウンドをマーク。3点を追っていた第4Qの残り6・5秒にはバランスを崩しながらも、ステップバックから3点シュートを決めて同点に追いついた。76ersは2月15日に敵地ソルトレイクシティーで行われたこのカードではエンビードを欠いて123―134で敗れていたが、大黒柱が出場した試合では雪辱。ここ5戦で4勝目を挙げて球宴前の最後の試合で白星をものにした。

 ジャズは今季2度目の連敗で27勝9敗。2月は12勝2敗のハイペースで乗り切ったが、3月は2戦2敗となった。チーム1位の24・4得点をマークしているドノバン・ミッチェル(24)は33得点を稼いだものの、延長の残り57・5秒と30・8秒にテクニカル・ファウルを宣告されて退場。チームの3点シュート成功は44本中21本と好成績だったが、土壇場で持ちこたえきれなかった。

 東地区全体2位で首位76ersを0・5ゲーム差で追っているネッツは敵地ヒューストン(テキサス州)でロケッツを132―114(前半67―54)で退けて24勝13敗。ケビン・デュラント(32)を故障で欠きながらもここ11戦で10勝目を挙げた。古巣と対戦したジェームズ・ハーデン(31)が入場を許された3615人のファンのブーイングを浴びながら29得点、10リバウンド、14アシストで今季7回目のトリプルダブルを達成。敗れたロケッツは13連敗となった。

 レイカーズは敵地サクラメント(カリフォルニア州)でキングスに120―123(前半61―63)で競り負けて24勝13敗。レブロン・ジェームズ(36)は足首を痛めて今季37戦目で初めて欠場した。アンソニー・デービス(27)も故障で離脱している中で、デニス・シュルーダー(27)が28得点と9アシスト、カイル・クーズマ(25)が25得点と12リバウンド、モントレズ・ハレル(27)が26得点と11リバウンドを稼いだがチームはここ8戦で6敗目。残り1分を切って2度、1点をリードしたものの守り切れなかった。

 <3日の結果>
ペイサーズ(16勝18敗)114―111*キャバリアーズ(14勝22敗)
ホークス(16勝20敗)115―112*マジック(13勝23敗)
*76ers(24勝12敗)131―123(延長)ジャズ(27勝9敗)
ネッツ(24勝13敗)132―114*ロケッツ(11勝23敗)
ブルズ(16勝18敗)128―124*ペリカンズ(15勝20敗)
ホーネッツ(17勝18敗)135―102*ティンバーウルブス(7勝29敗)
*マーベリクス(18勝16敗)87―78サンダー(14勝21敗)
ピストンズ(10勝25敗)129―105*ラプターズ(17勝18敗)
*キングス(14勝21敗)123―120レイカーズ(24勝13敗)
*トレイルブレイザーズ(20勝14敗)108―106ウォリアーズ(
19勝17敗)
 *はホームチーム

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