組織委新理事会の女性比率20%→42% 高橋尚子さんら12人選任

[ 2021年3月4日 05:30 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の評議員会を終え、取材に応じる橋本会長と武藤事務総長
Photo By 代表撮影

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、都内で評議員会を開き、五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さん(48)やパラリンピックのアルペンスキー金メダリスト大日方邦子さん(48)ら新たに女性理事12人を選任した。定款も変更して理事数の上限を35人から45人に引き上げ、女性理事は7人から19人に増加。理事会の女性比率は従来の約20%から約42%となった。

 アスリート出身は2人だけだが、スポーツ団体幹部、弁護士、男女平等関連の知見を持つ学識者、医療従事者など多彩な顔触れ。就任時の“公約”である女性比率40%以上を達成した橋本会長は「さまざまな角度から意見をもらえるように人選した」と説明した。単純に理事を増やして比率を上げた手法には疑問の声も出ているが、「専門家の方々に意見や提言を頂き発信していけたら」と話した。

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2021年3月4日のニュース