ジャンプ小林陵侑が日本男子単独最多W杯18勝目！女子の高梨と同日同会場“アベックV”

W杯ジャンプ男子第22戦　小林陵侑の飛躍（AP）
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　ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は19日、ルーマニアのルシュノブで個人第22戦（ヒルサイズ＝HS97メートル）が行われ、小林陵侑（24＝土屋ホーム）が257・9点で今季2勝目、日本男子単独最多となるW杯通算18勝目をマークした。1本目に94メートルを飛んで首位と3・9点差の7位につけると、2本目にHSを超える98・5メートルの大ジャンプで、この時点でトップに。1本目首位で最終ジャンパーのハルボルエグネル・グラネル（ノルウェー）が96・5メートルを飛んで259・9点に伸ばし、2位止まりかと思われたが、グラネルはジャンプスーツの規定違反が発覚して2本目は記録なしに。小林陵に優勝が転がり込んだ。

　小林陵は13日の個人第20戦（ポーランド・ザコパネ）で今季初勝利。所属先の“師匠”でもある葛西紀明（48＝土屋ホーム）に並ぶ日本男子最多記録のW杯通算17勝目を挙げていた。日本男子初の総合王者に輝いた18～19年シーズンで13勝、19～20年シーズンでも3勝。初勝利からわずか3年間で、葛西が24シーズンをかけて積み重ねた17勝を超えた。またこの日、同じ会場でひと足先に実施されたW杯女子個人第9戦では高梨沙羅（24＝クラレ）が今季3勝目、通算60勝目をマークしており、“アベックV”ともなった。