仙台大明成が3年ぶり6度目V “八村2世”山崎一渉が残り5秒で逆転劇 ウインターカップ

[ 2020年12月29日 14:32 ]

バスケットボール第73回全国高校選手権最終日 ( 2020年12月29日    東京体育館 )

試合に臨む仙台大明成・山崎(提供:日本バスケットボール協会)
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 男子決勝が行われ、仙台大明成(宮城)が東山(京都)を72―70で破り、3年ぶり6度目の優勝を飾った。

 死闘の末に、勝利の女神がほほ笑んだのは仙台大明成だった。前半はシュートが決まらず、初優勝を狙う東山の猛攻に苦戦。第2クオーター(Q)を終えて26―40とリードを許す展開となった。しかし第4Q残り3分で追いつくと、70―70で迎えた残り5秒で山崎一渉(いぶ、2年)が勝ち越しシュートを決め、劇的な逆転優勝。試合終了を告げるブザーが鳴ると、山崎はチームメートに駆け寄り喜びを爆発させた。

 OBでNBAウィザーズの八村塁(22)に憧れ、仙台大明成に入学した山崎。“八村2世”とも呼ばれ、八村の高校時代の背番号「8」を背負い、2年生エースとして輝いている。試合後の優勝インタビューでは「信じられない気持ち。(八村)塁さんみたいな選手になりたいと思っていたけど、今日は(途中まで)自分のプレーができなかった。最後はチームが勝てて、日本一になることができて本当によかった」と目を潤ませた。

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2020年12月29日のニュース