桜花学園V2!オコンコ 決勝史上最多53得点 コロナ下で唯一の全国大会燃えた

[ 2020年12月29日 05:30 ]

バスケットボール全国高校選手権第6日 ( 2020年12月28日    東京体育館 )

<桜花学園・東京成徳大高>シュートを放つ桜花学園のオコンコ(左)(提供:日本バスケットボール協会)
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 女子決勝で桜花学園(愛知)が東京成徳大高を89―65で破り、2年連続23回目の優勝を飾った。ナイジェリア人留学生オコンコ・スーザン・アマカ(3年)が、決勝史上最多となる53得点を挙げて、勝利に貢献した。男子準決勝は、東山が洛南との京都対決を87―67で制し、仙台大明成(宮城)は北陸(福井)に60―58で勝利。29日に男子決勝が行われる。

 1メートル86の高さを生かしたプレーで、ゴール下を支配した。53得点21リバウンド3スチール2ブロックと圧倒的な存在感を見せつけたオコンコは「優勝できてうれしい。最高のチームです!」と両手を突き上げて喜びを表現した。

 53得点は、17年大会の3回戦で八雲学園(東京)の奥山理々嘉(現ENEOS)がマークした62点に次ぐ歴代2位。決勝戦ではもちろん最多となる。「こんなにたくさん点が取れるとは自分でも思っていませんでした」と笑顔。井上真一監督(74)は「最終的にアマカ(オコンコ)が驚異的なスコアを取ってくれて凄く助かった」と評価した。

 今年はコロナ禍で4~6月は練習ができず、東京の大学の練習に参加するなどして実戦感覚を磨いてきた。高校総体も国体も中止になり、日本一を決める唯一の大会に懸ける思いも強かった。「自信を持って優勝して、笑顔で終わりたいと思っていた」。そう語るオコンコは満面の笑みを浮かべた。 

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2020年12月29日のニュース