ワリエワが異次元V 4回転トーループ2本成功で合計254・86点 ロシアカップ

[ 2020年12月7日 00:40 ]

ロシアのワリエワ
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 フィギュアスケートの「ロシア・カップ」第5戦がモスクワで開催され、6日の女子フリーでは昨季の世界ジュニア選手権優勝のカミラ・ワリエワ(14)がトップの168・66点をマーク。合計254・86点という異次元の得点で優勝した。国内大会のため参考記録ながら、3回転半ジャンプに挑んだ前日のショートプログラム、フリー、合計点全てで世界最高得点を上回った。

 ワリエワは冒頭に4回転―2回転の連続トーループを決め、続く単発の4回転トーループも成功。3回転ルッツで転倒があったものの、当たり前のようにスピン、ステップで最高のレベル4を獲得。ライバルたちが戦意喪失するほどの強さを持つため“絶望”と異名を持つ逸材が、前日に続いて実力を見せつけた。フリー130・85点のツィビノワが合計198・44点で準優勝だった。

 「ロシア・カップ」は9~12月にかけて全5戦を行う国内競技会。各選手が2大会に出場し、ロシア選手権の出場権を争う。第5戦はエリザベータ・トゥクタミシェワ、アリョーナ・コストルナヤらが新型コロナウイルスの検査で陽性のため欠場と発表されていた。

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