新谷仁美 打倒アフリカ勢へ“マラソン走らない宣言”撤回

[ 2020年12月6日 05:30 ]

東京五輪代表を決めた(左から)新谷仁美、田中希実、相沢晃は日本選手権から一夜明けて会見に臨んだ
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 陸上の日本選手権長距離種目の女子1万メートルで優勝し、東京五輪代表をつかんだ新谷仁美(32=積水化学)が5日、同じく代表の男子1万メートルの相沢晃(23=旭化成)、女子5000メートルの田中希実(21=豊田自動織機TC)とともに大阪市内で会見した。新谷は長距離王国のアフリカ勢へのライバル心をあらわにし、レベルアップのために「絶対にない」と宣言していたマラソンに意欲を見せた。

 好き嫌いをはっきり言う新谷が前向きな発言をした。東京五輪への強化策として「ハーフマラソン、マラソンにも目を向けたい」と宣言した。1月は態度が180度違った。ハーフで日本記録を出した後、「はっきりお伝えしたい。マラソンは絶対ありません」とあからさまな拒否反応を示していた。

 42・195キロは、成績こそ07年東京の優勝、08年北海道の2位、09年名古屋の8位と安定しているものの、自己記録は2時間30分58秒にとどまる。全3戦とも「30キロ以降に足が動かなくなった」と、長い距離にアレルギーを覚えている。

 しかし、来年、「アフリカ勢をぎゃふんと言わせたい」という目標をかなえるべく、「まず中距離」を鍛えつつスタミナも磨く必要がある。4日に出した日本記録30分20秒44は、「世界は29分台前半」と開きがある。差を埋めるべく、筋トレ、食事面に注力しながら、必要ならマラソンも解禁させる考えだ。

 1種目につき1カ国最大3人の枠があり、来年には5000メートルでも代表の座を目指す。「5000メートルでも狙うつもりです」と12年ロンドン五輪と同じ2種目出場へ意欲的。貪欲に走り続ける。

 《ワクチン接種に戸惑い》新型コロナウイルスのワクチン接種について、3人が私見を述べた。新谷は副作用を気にしながら「受けたくない。体調管理は結果と同じくらい大事にしている」と語り、田中も「アスリートとしては自分で体調管理をすることが一番」と、否定的な考えを示した。相沢は「専門家の話を聞いて決めたい」と語るにとどめた。IOCのバッハ会長は11月の来日時に、ワクチン完成を前提とした上で、五輪参加選手に摂取を呼び掛けていた。

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